システム開発に関する本の古典で、「人月の神話」という本があります。
- 作者: Jr FrederickP.Brooks,Jr.,Frederick P. Brooks,滝沢徹,牧野祐子,富澤昇
- 出版社/メーカー: 丸善出版
- 発売日: 2014/04/22
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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人月の神話―狼人間を撃つ銀の弾はない (Professional computing series (別巻3))
- 作者: Jr.,フレデリック・P.ブルックス,Frederick Phillips,Jr. Brooks,滝沢徹,富沢昇,牧野祐子
- 出版社/メーカー: ピアソンエデュケーション
- 発売日: 2002/11
- メディア: 単行本
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新装版では、副題がなくなっていますが、以前の版には、「狼人間を撃つ銀の弾丸はない」という副題がついていました。
人々を恐怖のどん底に陥れる怪物、狼人間を一発で仕留めることができるのが「銀の弾丸」です。
ソフトウエア開発プロジェクトも、スケジュールが大幅に遅れたり、引いてしまうくらい予算オーバーしたり、考えられないようなバグが発見され、エンジニアの睡眠時間と休日を食い荒らし、精神をも蝕んでゆく恐ろしいモンスターと化す場合があります。
このモンスターを一発で仕留められる「銀の弾丸」のような特効薬は存在しないということが、本書には書かれています。
中学受験も同じですね。
「銀の弾丸」は残念ながら見当たりません。
清水の舞台から飛び降りるつもりでサピに通わせただけで、志望校に合格できるわけではありません。
なにか特別な参考書を買ったからといって、その科目が100点取れるわけでもないです。
我が子を最難関の大学に合格させた方のやり方を真似たからといって、自分の子が同じようにうまくいくわけでもないです。
もちろん、パパ勉をやったからと言って、組分けテストで結果が出るわけでもないですよ!
と、できなかった時の言い訳を考えながら、娘の帰りを待っております。。。