教育費に身ぐるみはがされた中年サラリーマンの逆襲

教育費の巨人にアラフィフサラリーマンが無謀な闘いを挑みます。

努力と才能

子どもと接するときも常々、
「努力は天才に勝る」
という言葉を信じてきました。

以前には、
こんな投稿もしました。

でも、
この本を読んで、
少し考え方が変わりました。

今から頑張れば
将来、総理大臣にもなれるかもしれない
でも、アルファクラスには入れないかも

と思いはじめました。

ちまたにあふれているのは、
合格はあくまで努力次第、
がんばり次第ということを
強調する言葉ばかり。
「デキ」のいい子と悪い子の間に、
どうにも埋められない深い溝が
存在していることは、
どうやら、
口にしてはいけないようです。

始めなければならない地点が、
「デキ」のいい子と悪い子とで
違っているということは、
否定できません。

これは、言いかえるなら、
最初からゴール近くを
走っている子どもと、
ゴールが全く見えないような地点で
スタートを切る子どもが
いるということです。

一理あると思いました。

僕らの年代になると、
生まれ持った才能よりも、
これまで何をやってきたかが、
結果に大きく結びつくでしょうが、

生まれてから
まだ10年ちょっとしか
経っていない子どもは、
生まれ持った「デキ」の良さの
影響も大きいと思います。

だから、近所の子がαクラスにいて、
我が子が下位クラスだからといって、
その原因を子どもの努力不足と結論づけ、
勉強のノルマを課すのは、
ある種のハラスメントでないかと
思うようになりました。

こういう考えを
受け入れられるようになったのは、
娘が限界まで努力を
続けているからです。

これだけやって
今の成績ということは、
やり方が間違っているとか、
本人が手を抜いているとかではなく、
単純に
現時点でいるべき位置にいる
ということではないかと
思えてきました。

今度一万円札の肖像になる
渋沢栄一さんも名著「論語と算盤」で

蟹穴主義が肝要

と書かれています。

蟹が自分の甲羅の
大きさに合った穴を
掘るように、
自分の分を守りなさい
といった意味でしょうが、
なんとなくその意味が
わかってきたかな?
と思います。

↓こちらは漫画版

↓こちらは子ども向け


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