どうも!
可処分所得は偏差値40の
チョコンタです。
今日は、
まことしやかに
ささやかれる
「αでなければサピにあらず」
という考えの是非について、
書きました。
αクラスとは
サピックスのクラス編成は、
成績下位から、
Aクラス、Bクラス…と
アルファベットのクラスが続きます。
アルファベットクラスの上限は、
教室の規模によって異なります。
で、アルファベットクラスの
上位に君臨しているのが、
アルファ(α)クラスです。
目安で偏差値60を超える子が、
αクラスに入れるようです。
サピックスで
御三家級の中学に
合格する子のほとんどが、
αクラスに所属しているため
「αでなければサピにあらず」
と、まことしやかに
ささやかれるのです。
大きな勘違い
ただ、
娘の受験を終えて、
僕は大きな勘違いを
していたのではないか
と思い始めています。
サピックスに行って、
言われた通り勉強していれば、
誰でもアルファクラスに行けると
思っていました。
アルファクラスに
行けないのは、
子どもの努力不足。
ひいては、
親のフォロー不足
ではないかと。
ただ、これが正しいなら
αクラスに
在籍していない
家庭にとっては
不幸でしかありませんよね。
マンスリーや組分けテストの
結果を見るたびに、
親子で落胆し、
犯人探しをして、
時には子どもを責め、
時には夫婦で責任をなすり合う
これが、テスト結果が出る度に
大なり小なり起こりがちです。
実際我が家でもお恥ずかしながら
何度か起こっています。
ただ、こういう考えが
間違いだったんじゃないかと
受験を終えて思うのです。
サピックスで得られるもの
サピックスに通うことで、
子どもたちは
何を得られるのでしょうか?
αクラスという、
御三家へのパスポートを
大金を叩いて
買っているのでしょうか?
そうではないと思います。
可処分時間を
一定量勉強に注ぎ込んだ場合に
その子なりの最大限まで
学力を伸ばす方法
そのため、辿り着くゴールは、
子どもたち一人ひとりで
違うのだと思います。
公立小学校は、
みんな、最低限ここまでの学力は
身に付けましょうね!
という考え方のように映ります。
全く違いますね。
…などと書いていて
思い出しましたが、
以前にも似たようなことを
書いていました。
行けない子は何をやっても行けない
サピックスに通って、
同じ時間家庭学習をやったとしても、
子どもによって、
αクラスまで到達する子もいれば、
到達しない子もいるというのが、
現実ではないかな?
と思います。
どんなに頑張っても、
αクラスに行けない子は行けないのです。
さらに、厳しいこと言うと、
自分の子どもがαクラスに行ける子で
ある可能性は低いのです。
行けもしないのに、
親が焦って、
子どもに塾の教材とは別に、
難問の問題集を与えてやらせたり、
睡眠時間を削って勉強させたり、
セカンド塾に行かせて
負担を増やしたりしても、
αクラスに行けない子は、
行けないのです。
それどころか、
過剰な干渉は、
その子のなりのベストな学力への
到達を阻害しかねないと思います。
だから、サピックスは、
保護者会などで、
クラス昇降に、一喜一憂しないで
とか、
睡眠時間はしっかり確保するように
とか、
無駄に難しい問題を解く必要はない
とか、
事あるごとに親を諭すのだと
思います。
要は、
子どもたちと塾の邪魔をしないで
と、ものすごくオブラートに包んで、
言っているのだと思います。
その子なりのゴールに向けてのサポートを
では、親の役割は何かというと、
子どもがベストを尽くすための
手助けなのだと思います。
具体的には、こんなところですかね?
- 毎日決まった時間机に向かうよう働きかける
- どれだけ机に向かっていて何をやってるか把握する
- 日々褒めて、その気にさせる
- 成績が思うように伸びなくても、励まし続ける
- 睡眠時間を確保する
- 健康を保つ
等々