追悼演説 - 教育費に身ぐるみはがされた中年サラリーマンの逆襲

我々は一台の車を失った。しかし、これは敗北を意味するのか？否！始まりなのだ！

サピの学費に比べ、私のお小遣いは3分の1以下である。

にもかかわらず今日まで戦い抜いてこられたのは何故か？

諸君！サピ子の勉強目的が正義だからだ。これは諸君らが一番知っている。

マイカーは広い車内空間を追われ、単なる移動手段にさせられた。

そして、一握りの教育費が宇宙にまで膨れ上がり、我が家の家計を支配して半年あまり、金銭を稼ぐ我々が自由を要求して何度踏みにじられたか。

我が家の掲げる家族一人一人の自由のための戦いを神が見捨てるはずはない。

私の弟！諸君らが愛してくれた我が愛車は死んだ。
何故だ！？

新しい時代の覇権を選ばれた国民が得るは、歴史の必然である。

ならば、我らは襟を正し、この戦局を打開しなければならぬ。

我々は過酷な倹約空間を生活の場としながらも共に苦悩し、錬磨して今日の文化を築き上げてきた。

かつて、森永卓郎は人類は年収300万円で生活できると言った。

しかしながら受験連邦のモグラ共は、自分たちが人類の支配権を有すると増長し我々に、年間100万円余りの学費を要求する。

諸君の父の稼ぎも、母の稼ぎもその連邦の無思慮な抵抗の前に死んでいったのだ！

この悲しみも怒りも忘れてはならない！
それを、我が愛車は、死をもって我々に示してくれた！

我々は今、この怒りを結集し、連邦軍に叩きつけて、初めて真の勝利を得ることができる。
この勝利こそ、戦死者全てへの最大の慰めとなる。

サピ子よ立て！悲しみを怒りに変えて、立てよ！サピ子よ！

我らがサピ子こそ選ばれた民であることを忘れないでほしいのだ。

優良種である我らこそ人類を救い得るのである。ジーク・サピ！

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