教育費に身ぐるみはがされた中年サラリーマンの逆襲

教育費の巨人にアラフィフサラリーマンが無謀な闘いを挑みます。

SEを目指す方へ

中学受験の話の合間に、
仕事の話も書いてみようと
思います。

学生だけでなく、
別の仕事に従事されている方でも
システムエンジニア
志望される方が
増えているような気がします。

医者や弁護士みたいに、
法的な資格要件もない割りに、
給料がそこそこいいというのが、
その理由でしょうか?

もし、僕のところに
「未経験だけれど、SEになりたい」
という相談が来たら(来たことないですが)、

まずは、今の仕事を続けながら、
基本情報技術者試験
勉強をすることを
お勧めするでしょう。

費用は、
書籍代と受験料と合わせて、
1万円ちょっとです。

民間のプログラミングの研修は、
凄まじく高い(4日で20万円とか)ので、
まずは、基本情報処理技術者試験の
勉強をしてみて、
本当に自分に合っているか、
確かめるのがよいです。

必ずしも
受かる必要はないと思います。

どういう知識が必要かが
わかるだけで十分です。

高額な研修は、
本当に必要ならば、
転職先の会社で、
受けさせてもらえるはずです。

というか、
そういう会社を選びましょう。

基本情報処理技術者試験は、
「持っていても意味がない」とか、
「普段使わない知識を大量に覚えさせられる」とか、
批判も多いですが、
少なくとも僕は、
むちゃくちゃ役に立ちました。

もし、勉強していなかったら、
入社直後、
先輩方やお客様とか他の会社の方が
使っている言葉の意味が
ほぼ理解できなかったでしょう。


基本情報処理技術者試験の教科書に、
システム開発の工程は
大きく次のように分けられると
書かれています。

  1. 要件定義
  2. 設計
  3. 開発
  4. テスト
  5. リリース

たくさんお金をもらえるのは
1のような、
いわゆる「上流工程」をできる人と、
全工程を統括する
プロジェクトマネージャーと
呼ばれる人です。

開発(プログラミング)する人とか、
テストする人は、
たくさんの人数が必要ですが、
一人ひとりがもらえるお金は少ないです。

プログラミングは高度な技術なのに
なんでお金が少ないんだあ!
と怒る方もいらっしゃると思います。

確かに、
Googleの検索機能のように、
世界中でどれだけの人が
どんなキーワードで検索しても、
その人が見たいだろうという順番に
検索結果を瞬時に表示するプログラムや、

安全かつ快適に動いてくれる
車の自動運転プログラムや、

数億件もの販売データを分析し、
今後のトレンドを予測するような
プログラムは、

難易度も高く、
多額の報酬が期待できるでしょう。

でも、
世の中で作られている
大半のシステムは、

  • 画面やファイルから、何かしらの情報を受け取る
  • 受け取った内容をチェックする
  • 問題なければ、データベースを見に行く
  • 必要な情報を取り出す
  • 取り出した情報を元に新しい画面を表示する。もしくは、情報を登録する。

くらいのことしかやりません。

しかも、これまで、
世の中でやり尽くされています。

ネット上にも情報は
溢れかえっていますし、
会社の中にも、
サンプルが転がっていることでしょう。

また、ネットを見ていると、
真偽は知りませんが、
この程度なら、
数ヶ月ほどのeラーニングで
マスターできるちゃうよ!
みたいな情報もチラホラと
出ておりますので、

その情報が本当なら、
市場価格はさらに下がるかもしれません。

だから、
プログラミング技術の習得は
最低限必要ですが、
それだけでは高給は望めません。

そのため、以下のような
方向性を目指す必要があります。

【方向性1】コンサルタント
お客様のビジネスで
何をやりたいかを知り尽くし、
その中でシステムで
何を支援できるかを
見つけられる能力を磨く

【方向性2】プロジェクトマネージャー
多くの人、お金、タスクを総括し、任されたプロジェクトを成功に導く、「プロジェクトマネジメント能力」を磨く


【方向性3】スーパープログラマー
プログラミング技術を磨きに磨いて、常人の数十倍の生産性を達成する。

【方向性4】未踏エンジニア
プログラミング技術を磨きに磨いて、必要に応じて、コンピュータサイエンスなどの知見も深めながら、AIやプロックチェーン級のイノベーションを引き起こす技術を開発する

基本的なスキルが身につき、
さらなるキャリアアップを目指すなら、
上記のいずれかの道に進むのかなと思います。

前に、STEM教育について書きました。


子どもがそういう教育を受けた暁には、
是非、4番の道を選んで欲しいなと思っています。


にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(サピックス)へ

にほんブログ村 受験ブログ 中学受験 2021年度(本人・親)へ
にほんブログ村 転職キャリアブログへ

PVアクセスランキング にほんブログ村