教育費に身ぐるみはがされた中年サラリーマンの逆襲

教育費の巨人にアラフィフサラリーマンが無謀な闘いを挑みます。

正解主義が日本を亡ぼす

「教育革命家」藤原和博さん

東京都初の民間人校長として、公立中学校の校長先生も務められた、教育革命家の藤原和博さんの著書に「坂の上の坂」という本があります。

これからの成熟社会の生き方について書かれています。

今の子どもたちが大人になったらどういう力が求められるのかという話だけでなく、

僕ら親の世代も、子供が独立して、仕事もそれなりの地位について「上がり」ではなく、
そこから人生の第二第の山を作るとか、将来を考えるにあたって本当にためになる一冊でした。

さて、この本のあとがきにこのようなエピソードが書かれています。

東日本大震災とロールケーキ

東日本大震災が起こった時、被災者の方々を元気付けるべく、都内のあるケーキ屋さんが、徹夜で700個ものロールケーキを作って、避難所に届けたそうです。

ところが向かった避難所には800名の方々がいらっしゃいました。

この避難所の責任者の方は、あろうことか、数が合わないことを理由に、ロールケーキの受け取りを拒否したそうです。

正解主義

著者の藤原さんは、この判断を、「決まった正解を追い求め、答えはひとつしかないと考え込んできた教育、つまり日本の『正解主義』」の、典型的な例だと書かれています。

そして、この悪名高き「正解主義」の主犯として槍玉にあげられるのが中学受験をはじめとする「偏差値教育」です

子どもに中学受験をさせることが本当に良いことなのか、正直悩みましたし、これからも悩むと思います。

ただ、いま一つ言えるのは、僕がサピに子どもをいれて、中学受験に挑戦させているのは、数が足りないからと言って、ロールケーキの受け取りを拒否するような大人にならないようにするためです。

そのために、サピの学習を通じて、親に何ができるかは、考えていかないといけないと思ってます。



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