教育費に身ぐるみはがされた中年サラリーマンの逆襲

教育費の巨人にアラフィフサラリーマンが無謀な闘いを挑みます。

STEM教育って?

最近、STEM教育という言葉が注目されています。その一環ということで、プログラミング教育も注目されています。

STEMは、
S:Science(科学)
T:Technology(技術)
E:Engineering(工学)
M:Mathematics(数学)

の略語とみたいです。

では、この4つはどういう関係なのでしょうか?

Science(科学)とMathematics(数学)はわかりますが、Technology(技術)とEngineering(工学)というのがわかりにくですね。

色々調べましたが、ざっくりいうとこんな感じみたいです。

数学科学というのは、自然界に元から存在する法則を「発見」する学問です。

なので、人の生活に役立つかどうかは関係なく、今まで誰も目つけられなかったものを発見することが価値になります。

その「発見」された法則を用いて、人の生活に役立てる仕組みを「発明」するのが技術です。

そして、その「発明」された「技術」を実用化するのが、工学です。

外国はわかりませんが、日本の場合のSTEM教育の目的は、下記の2点かな?と勝手に妄想しています。

  • 理科系教育の強化
  • 早いうちから、技術や工学を学ばせる

それでは、なぜ、これらのことをやらないといけないのでしょうか?

なぜ理科系教育の強化?

車や家電を作って売っているメーカーを例にして話を進めます。

これも、個人的なイメージになってしまいますが、メーカーというのは、「ものづくりが命」といいながらも、偉くなっているのは、営業畑の人とか、財務とか経理畑の人が多いような気がします。

ただ、ITやAIの技術がここまで発展してくると、例えば、営業の重要性も下がってくると思われます。

これまでは、いくら良いものを作っても、そらを必要とする人に認知されなければ、売れようもなかったわけです。

また、世の中が何を求めていて、どういうものをどれだけ作り、どうやって売れば良いかという戦略を考える人が重宝されていたのです。

でも、こらからの時代は、顧客自らインターネットで検索すれば、欲しいものを見つけられますし、逆に営業が足を使わなくても、ITを駆使すれば、自社製品を欲しがる顧客を探し当てられるようになるでしょう。

また、経理も同じで、大量の経理データを分析し、最適な戦略案を機械が導き出せるようになると思います。

そうなると、メーカーは、より良いものをいかに作れるか、いかに安価に作れるかということが、競争力の源泉になってくるでしょう。

なぜ早いうちから技術や工学を?

これについては、実は昔から「早期に学ばせるにこしたことはない」と考えられていたのかな?と勝手に想像しています。

実習には、技術や工学を学ぶには設備も必要ですし、材料費もかかります。

だから、これまでは、高専や理工系の大学など、限られた所でしか教育の機会を提供できなかったのかな?と思います。

ただ、最近は、特別な機械がなくてもパソコン一つでいろいろできるようになりました。
パソコンも安価になりました。

さらに、Scratchのような子供でもプログラミングを体験できる教材も無償で公開されています。

さらにタブレットを使って、子供でもドローンを飛ばすようなプログラミングも簡単にできる時代なんです!

というわけで、安価に実習の機会を提供できるようになったことも大きいと思います。

また、技術や工学の分野では、誰もやったことのないことで役に立つことを「発明」し、実際に作り切ることが大切なはず。

そのために、常に課題をもって物事を見て、とにかく「やってみる」ということを子供の頃から習慣づけることが、今後に生きてくるのではないでしょうか。

好きなプログラムを最後に書いたのはいつだろう

先日、子供のプログラミング体験に参加しました。先程紹介した「Scratch」を使ってゲームを作る体験でした。キャラクターがボールをキャッチするゲーム作りをしました。

子供たちは、最初教えられた通りのゲームを作っていましたが、ある程度慣れてくると、ボールの代わりに、みかんをキャッチさせてみたり、ボールをキャッチした時に、音を鳴らしてみたり、いろんな工夫を始めました。

そんな、風景を見て、重要なこと気づいてしまいました。

かつて僕はプログラマーをやっていたのですが、当時、自分が好きなプログラムを書いたことなんてほぼなかったです。

システム開発の現場では、設計されたものをしっかり作ることが求められます。

当時、忙しさにかまけて、自分の組みたいプログラミングをする時間を使いませんでした。

こんなことでは、創造性なんて育つわけもありません。。。

仕事で身につけたテクニックやノウハウを、もっと活用できる方法を考えていくことが必要だったと今更ながら思います。

今の子供は、この、STEM教育を受ける機会が増えると思います。

その際、子供たちには、単なるプログラミングのテクニックだけではなく、最新の技術を使って何ができるのか、何がしたいのかを考える素養も身につけて欲しいと思います。




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センス

子どもが算数の問題を解くのを見ていて、

センス無いなぁ

と、思うことが多々あります。

「なんで、そっちの計算を先にしちゃうかな?」

とか、

「わざわざ数えなくても、計算すれば分かるでしょ?」

みたいなところですね。

もちろん、
「こういう時は、こういう風に解くといいよ」
ということを教えることは出来るのですが、それでは、新しい問題に遭遇した時に対処できるようになりません。

ただ、そういうセンスは先天的なものではないと思います。

定量以上の問題を解くことで、誰でも身につくものだと思います。

少なくともサピ子は、その問題量には達していないのでしょうね。


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リスクはテイクするもの(中学受験と伴走しながらプロマネ資格)

はじめに

子どもの勉強をサポートしながら、自らも資格を取ってしまおうという目論見の第5回目です。

前回は調達マネジメントについて整理し、塾との契約は、こちらのリスクが高い契約だと書きました。

というわけで今回は、そのリスクとどう向き合えばよいのかを整理します。

リスクとは

少し教科書の話をすると、リスクとは悪いことだけでなく、今後の計画や目標に影響することは、良い事もリスクみたいです。

例えば、

予想以上に成績が良くなると、志望校のレベルを上げて勉強量を増やさないといけない。

こういうのもリスク管理の対象とのこと。

ただ、今のところは、良い事まで心配する余裕はないので、まずは悪いことに対する備えを整理しようと思います。

リスクはテイクするもの

中学受験にチャレンジする上で、当初の思惑と異なる悪いことと言えば、

入試に落ちるかもしれない

ということが、一番に挙がってくると思います。

中学受験は、相当の時間とお金をつぎ込んでの
チャレンジとなります。

だから、親も子どもも、まず、チャレンジすること自体に尻込みしてしまいます。

受験に失敗したくなかったら、受験しなければよいという考え方もあるでしょう。

お金も時間も別のことに使えます。

教科書的には、こういうリスクへの対応を「回避」と呼びます。

ビジネスの世界でも、リスクがあるなら、新しいことはやらずに、現状維持を図るマネージャかいます。

そんな組織は、つまらないだけでなく、目には見えないだけで、「やらないリスク」を背負うことになります。

そもそも、リスクがあれば現状維持、確実に勝算がある時だけゴーサインを出すような意思決定なんて猿でもできるのではないでしょうか。

とは言え、何でも突き進むのは、単なる無謀です。

チャレンジするうえで、何が得られて、一方でどんなリスクがあるかを把握して、そのリスクにどう立ち向かえるかを考えたうえで、意思決定することが重要です。

中学受験のリスク

入試に落ちないように、子どもに今以上に勉強をさせたくなるし、塾の成績が悪いと、焦って、もう一つの塾を探したり、新しい問題集を買ってきて解かせたくなるのも親心です。

ただ、学力以外にも様々なリスクがあります。

まずは、列挙しますね。
(教科書的には「リスクの特定」)

  • 受験そのものに起因するリスク
    • 学力が伴わない
      • 必要な勉強量をこなせない
      • 塾の授業についていけない
      • やる気が出ない
      • 勉強時間を確保できない
      • 勉強できる環境を確保できない
    • 過度の勉強により
      • 本人が体を壊す
      • 親が体を壊す
      • 本人がグレる
      • 本人が引きこもりになる
    • お金が底をつく
  • 受験とは関係なく発生しうるリスク
    • 本人に他にやりたい事ができる
    • 介護が発生する
    • 兄弟が身体を壊す
    • 親が会社をクビになる
    • 会社が倒産する

リスクは挙げ始めるとキリがないですね。

そのため、発生する確率と起こった時のダメージを考えて、どのリスクに優先的に対処するのかを決めるのが、最初のステップになります。教科書的には「リスクの定性分析」や「定量分析」ですね。

リスクの分析

上で書いたようなリスクに対して、「発生確率」と「影響度」がどれくらいかを、ざっくり考えます。

「発生確率」が高く「影響度」も高いリスクはもちろん、優先度が高くなります。

たとえ、「発生確率」が低くても、起こったら、確実に受験できなくなるリスクについてはケアが必要です。

例えば、塾代を賄う親が倒れてしまえば元も子もないので、親の体調管理は重要になります。

また、本人がグレたり引きこもったりする可能性は低いかも知れませんが、勉強をあまりにも強要しすぎると受験どころではなくなるかも知れません。

リスクへの対応策

回避

例えば、受験直前の1月に学校でインフルエンザが流行っているとします。その際、学校を休ませるというのが、「回避」に当たります。

軽減

上記の例で、学校には行かせるけど、マスクをしたり、手洗いうがいを徹底するというのが、「軽減」に当たります。
発生確率を減らす対応ですね。

転嫁

発生した際に、別の誰かに責任を押し付けるのが、「転嫁」です。保険に入るとかが対応の例ですが、受験では、仮に一定の保険金を払ったら受験に失敗した時に塾代が戻ってくる保険があってもあまり嬉しくないですね。。。

受容

文字通りそのリスクを受け入れる対応です。
落ちるかも知れないけど、その時はその時だと割り切る考え方です。
受験の場合は、万が一落ちても、しょうがないというある程度の割り切りが必要ですね。

まとめ

これまで書いたように、受験するにあたっては、学力だけでなく、様々なリスクが立ちはだかります。
そのリスクへのケアをするのが親の役割だと思います。

つづく


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一夜漬け禁止の結果

前回、このような記事を書きました。

id:nyachaさんからのアドバイスを受け、理科と社会の直前勉強を禁止にしました。

それでも、9割取れた模様

また、取りこぼした1割も、見直ししたことで、今まで以上に脳に定着化することが期待できます。


このリズムが続けばよいですね。

AIから学ぶ効果的な勉強法

サピ子は、日々の小テストは8割〜9割の点数が取れているのに、月次のテストや実力テストでは半分くらいしか点数が取れません。

原因は数多くあるかと思いますが、そのうちの主要因の一つと思われることについて書こうと思います。

ヒントはAIにありました。


以前にも紹介しましたが、オリエンタルラジオ中田敦彦さんの、youtube大学がむちゃくちゃわかりやすい!


動画でも話されている通り、最近の急激なAIの発展には、人の脳の動きを参考にしたディープラーニングという技術にあるとのこと。

ディープラーニングとは、
簡単に言うと、
コンピュータが自ら学習して、
賢くなっていく仕組みです。

動画では、山道に例えられていました。

最初は道がなかったところを
何度も何度も通ることで
自然と山道ができるイメージです。

新しい単元を授業で聞くと、
直後はある程度覚えていますが、
しばらくするとすっかり忘れてしまいます。

習ったことを忘れないように
何度も何度も復習することで
ようやく脳の神経細胞がつながり
記憶として定着化します。

一方、当のサピ子の1週間の学習イメージは次の通りです。「デイリー対策」というのは、日々の小テスト対策とお考えください。

曜日 授業 学習内容
国語 基礎トレのみ
なし 算数デイリー対策
算数 基礎トレとのみ
なし 理社デイリー対策
理社 基礎トレのみ
なし 全般の見直し
なし 国語デイリー対策

※曜日と科目は、実際とは異なります

つまり、授業の前日に、ほぼ一夜漬けで詰め込んでいるのです。

ちなみに、授業当日は、小学校が終わったらすぐに塾に向かうので、勉強は早朝に少し勉強できる程度です。

だから、日々の小テストは、
なんとか8割以上とって、
凌いではいるものの、
知識は定着していないので、
月次のテストまでには、
忘れてしまっているのです。

さらに悪いことに、
授業を受けてから、数日経って、
内容の大部分を忘れた状態で
詰め込んでいるので
非常に効率が悪いのです。

復習に時間がかかるわりに、
すぐに忘れるという、
とても非効率な状況になっているのです。

これは他人事ではありません。

仕事でも、
前日に深夜まで翌日の会議の準備をして、
なんとか凌いで会議を終えたら、
また次の日のための資料作成・・・
といった自転車操業のサイクル
陥ってしまえば、
激務の割に成果が出ない
ということになりかねません。

そのため、理想はこんな感じなんですかね?

曜日 授業 学習内容
国語 基礎トレのみ
なし 国語復習
算数 基礎トレのみ
なし 算数復習
理社 基礎トレのみ
なし 理社復習
なし 全般の見直し

上記に追加して、残り科目も、毎日見直す時間を作るのが理想なんでしょうね。

そうすることで、
頭の中に沢山の道ができ
記憶が定着化しやすいのでしょう。

ただ、使える時間に対してノルマが多く、
いつのまにか、自転車操業になりがちですね。。。


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合格判定

この前のサピックスオープンで、初めて志望校の合格判定が出ましたね。

ちなみに、テストの結果は偏差値でいうと、49台でした。

微妙というか、悪いといってもいい点数です。

第一志望は、以前にも書いたように、御三家クラスの学校にしています。

そこの学校の合格率は、20%でした。

2割バッターでもたまにはヒットを打つよ!?

と、ちょっと喜んでしまいましたが、よくみたら、一番下のランク

つまり、0%から20%の間のようです。


一方、サピに入る前に、
「こういう学校に入ってくれたらいいな」
と思い、
学校見学までしたところの合格率が80%!

そこそこ難しそうな学校でしたよ。。。

これで、サピの真ん中とは。。。

真ん中のポジションをキープできている
サピ子もすごいと思います。

一方、サピ子が20%の判定を受けた学校で
80%の判定が出ている子たちって、
本当にすごいですね。。。

その能力を活かし、
大人になったら是非とも
僕らの老後も安心して暮らせる
社会を作って欲しいものです。

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アンガーマネジメント

前回書きました通り、
今回のマンスリーテストと、サピックスオープンの結果を受け、相当怒りました。
正確には点数が悪かったこと自体ではなく、点数の落とし方ですね。


ただ、親としてはダメな行動だっのではないかと思い直し、下記の本を読んでみました。

筆者である安藤俊介さんは、日本アンガーマネジメント協会代表理事を務められています。

日本アンガーマネジメント協会っていう組織があるんですね!

「人が人に当たらない社会、怒りが連鎖しない社会」を目指しているとのこと。

アンガーマネジメントの目的は、
まったく怒らない、スーパー穏やかな人間になることではなく、

怒るべきことには怒り、どうでもいいことには怒らないこと

とのこと。

僕の場合は、
子どもに対して、怒りすぎなので、
無駄に怒らないようにすることが
目的になります。

というわけで、本についていた特典で、
怒りのタイプを診断をした後、
一気に読みました。

当然ながら、本を読み終えたからといって、
急に無駄に怒らない人間になれたわけではございません。

これから、3週間に渡るトレーニンが必要なのです。

ざっくり言うと、
まず、
なりたい自分のイメージを固め、
日々の怒りの記録を取り、分析しながら、
なりたい自分に近づいて行くのです。

レーニングを終え、
なりたい自分になれた日のことを
本では「ラクルデイ」と呼んでいます。

素晴らしいネーミングですね。

あと、数あるトレーニングの中で、
普段からやった方がいいなと思ったのが、

「 6秒 」待つ

ということです。

人間の怒りのピークは6秒と言われているそうです。その6秒をやりすごせば、怒りは沈んでいくようです。

これだけで、小さなことで反射的にしまう事故を防げそうですね。


とタメになること満載だったわけですが、
この本を読んで、
すごく考えさせられたことがあります。

自分の子どもというのは、
必然的に体も立場も弱いことに加え、
身内であるということが、
親からすると
怒りをぶつけやすい存在

なってしまうのではないか
ということです。


そのため、子どもを叱ることについて、
また、怒りをぶつけるについては、
相当気を使わなければ、
子どもに大きな傷を負わせかねないと、
改めて考えました。


親として当たり前と言われれば、
その通りなのですが。。。



ただ、先日激怒してから、サピ子は、これまでより30分起きて、勉強するようになったんですよね。。。


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